オープンハウス ドキュメント(2024)

Python環境構築

本オープンハウスではPythonでのプログラミングを行います。
各自にWindowsデスクトップPCを用意し、そのPCでプログラミングをしてもらいます。 開発環境は以下の通りです。

もし、自分のPC等に似たような環境を入れたい場合は下記を参考にしてください。

Python環境構築

解析を行うためのPython環境を構築する。また、統合開発環境としてVisual Studio Code (VS Code)をインストールする。

VS Codeの場合は標準ではPythonに対する入力支援機能が無いので以下を参考に拡張機能(Pylance)をインストールする。

1. Python環境のインストール

Python環境のインストール方法としてはWindowsでは公式インストーラーやPython本体と仮想環境とパッケージ管理ソフトが同梱されたAnacondaからのインストールが考えられる。

個別に環境構築したい場合は以下を参考に公式のPythonインストーラーを使用する事を推奨とする。

オープンハウス時にMNE stand alone installerという脳波用解析パッケージを用いてPythonや関連のパッケージをインストールしている。

2. パッケージをインストールする

なお、解析では以下のパッケージを使用する可能性がある。 作成するプログラムに応じて変化するので、都度入れれば問題ない。

パッケージ名 インストールコマンド
numpy pip install numpy
scipy pip install scipy
matplotlib pip install matplotlib
scikit-learn pip install scikit-learn
pandas pip install pandas
mlxtend pip install mlxtend
mne pip install mne
resampy pip install resampy
pylsl pip install pylsl

また、以下のようにすると複数のパッケージをインストールできる。

pip install numpy scipy matplotlib scikit-learn pandas

なお、学校などProxy環境下の場合はプロキシサーバを指定する必要がある。

恒久的な設定もあるが、環境が変わった際に戻す必要があるため、ここでは一回限りの指定法を紹介する。

コマンドの最後に以下の引数を追加する。

--proxy="プロキシサーバアドレス:ポート番号"

例:

pip install numpy --proxy=proxy.hogehoge.ac.jp:8080

3. 適当なコードを実行し、環境をテストする

チュートリアルなどを参考に、環境の確認を行う。

以下は最低限の動作を確認するためのサンプルコードである。以下の内容をexample.py等の名前で保存して実行すれば「Hello, world!」と表示される。

print("Hello, world!")